Maintenance diary
珍しくメルセデス
板金屋さんから修理を頼まれたR230 メルセデスSL
症状は「バリオルーフ不動」
他にも多数のエラーが表示されていたが、とりあえず頼まれたのは「ルーフを開けてくれ」
引き取って、見てみると
- 天井からオイル漏れ
- バリオルーフ作動しようとするも、途中で動かず
メルセデスは何もわからないので、とりあえず、トランクを開けてみると(これもカギで明けないと開かない)
で、スペアタイヤを外して、見てみると、一日や二日じゃないレベルでトランクに水漏れして機材が水没、腐ってる。
エアーでのドアロック/アンロックその他システム腐ってる。
その上に設置されているバリオルーフ制御システムも腐ってる。
そりゃ動かない
腐っているレベルも配線やコネクターまで腐ってる。
メルセデスやったことないので、ルーフの手動での開け方がわからない。
方々探して、ばらして、やっとトランクとルーフを開けて、次の問題は配線図がどこにもない。
ヤナセは「社外秘」とのことで、情報でない。
仕方がないので、配線束を切開して配線の行く先を確定し、行き着いた先はエアポンプの基板だったので、当初は油圧回路だけで修理のつもりが、エアポンプも修理。
外注さんが「修理不可能」とのことで、ストックの部品で一台作ってもらった。
その上で油圧シリンダーも修理し、配線も繋げて、動作確認し、内装付けて完成。